地盤沈下モニタリングシステム

地盤沈下を未然に防ぐために
地盤沈下モニタリングシステム

概要

地盤沈下を防止するためには、地下水位と地盤沈下量の監視が極めて重要となります。本システムは、地盤沈下観測井、計測機器及びモニタリングシステムから構成され、地下水位と地盤沈下の変化を監視局(事務所)のパソコンでリアルタイムに監視します。

全体システム構成

地盤沈下観測井

地盤沈下観測井には、単管式観測井と二重管式観測井とがあります。単管式観測井は、普通の管井戸と同じ構造で、地下水位の変化に対する地盤変位の反応は、井戸管と地盤の摩擦の影響を受け鈍くなります。一方、二重管式観測井は、観測井戸を二重管構造とすることで井戸管と地盤の摩擦を削除しているため、地下水位低下に対する地盤沈下の反応がとても敏感になります。

単管式観測井(左)と二重管式観測井(右)

二重管式の地盤沈下観測井

計測機器

地盤沈下観測の計測機器としては、長い間チャート式(1箇月巻や3箇月巻)が利用されてきましたが、観測記録をリアルタイムで見ることが出来ませんでした。そこで、本システムでは水位計に水圧式センサー、沈下計に磁歪式変位センサーを利用しています。

磁歪式変位センサー

通信機器(左)とデータロガー(右)

モニタリングシステム

データロガーに取り込んだ観測記録は、監視局のパソコンから、公衆電話回線あるいはADSL回線を利用して回収されます。

監視局(事務所)側のモニタリング画面

パンフレット

ホーム > 環境エネルギー分野 > 環境保全事業 > 地盤沈下モニタリングシステム