ST集排水工法

地すべりに有害な地下水を効果的に排除
ST集排水工法

概要

地すべりの誘因となる地下水を、効果的に排除するための大口径集排水横孔工法。
地下水が多量に集中する箇所の施工に適し、地表面からだけでなく、集水井や排水トンネル内などでの工事に幅広く利用できます。

*ST集排水工法(小口径トンネル排水工法)
特許第1957451号(H17.8.10)
(財)砂防・地すべり技術センター 砂防技術・技術審査証 第1001号(H10.7.8)
国土交通省新技術登録(NETIS)No.HR?990020-A

特徴

【即効性】
指向性の掘削法を用い、高い施工精度で集排水管の設置が可能。
50mで1/300、80mで1/150の精度を確保。

【簡単】
掘削と同時に管を挿入、設置するため施工が容易。
孔壁崩壊が起きにくい安全作業を約束。

【拡張性】
複雑な地質の地すべり地盤に幅広く対応。
さまざまな条件の現場に柔軟に対応。

【軽量化】
方向の修正が単純でトラブルが少なく、回転部が外側に現れないため、作業の安全性も良い。
掘削ビットと排土用のスクリューオーガが一体のシンプル構造。

【汎用性】
地上からの浅層地下水など、場所を問わない施工を実現。
限定されていた施工場所もワイドに。

福島県西会津町/松坂集水井工事

手順

  1. 地下水調査
    効果的な排水を目指し、地下水脈の入念な調査・解析を実施。
  2. 集水井戸(立杭)
    従来の集水井はもちろん、排水トンネル、地上からの施工にも対応。
  3. 鋼管推進工事
    施工精度の高い掘削作業が、抜群の排水効率を生み出す。
  4. 排水量観測
    長期的なデータ観測が、万一に備えた防災体制づくりへと繋がる。

軟弱な地盤に対応する集水井

耐久性に優れたJIS規格鋼管を使用

水脈を確実にヒット

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