薬液にじみ出し型(オートカマグ遠隔監視システム)

路面凍結防止剤自動散布装置の遠隔監視制御システム
オートカマグ遠隔監視システム

概要

オートカマグは、危険な冬期路面にカマグ(液状凍結防止剤)を自動的に散布する装置で、このオートカマグの遠隔監視制御を行うシステムです。外気温等に合わせてカマグ液の散布を行うので、無駄のない散布を行う事ができます。

<オートカマグ>

特徴

カマグ(液状凍結防止剤)
カマグは環境にやさしい酢酸系の液状凍結防止剤です。塩素化合物を含んでいないため、トンネル及び橋梁のコンクリート部を劣化させません。液状タイプのため、散布後直ちに高い効果を発揮します。しみ出したカマグは、通行車両のタイヤを媒介として車両進行方向へと引きずられることにより路面に拡散し、冬期路面の凍結防止効果を発揮します。

<現場状況>
カマグのしみ出し部から、車両の進行方向に向かって、路面の凍結が抑制されています。

<凍結防止剤しみ出し部>
しみ出し部は、耐久性の高いゴムチップ成形ブロックを使用しています。このブロックから一定量の液状凍結防止剤がしみ出します。

遠隔制御システム
遠隔地にいながら、右の図のような監視画像によって、オートカマグの運転状況やタンク内のカマグ液(凍結防止剤)の残量を監視できます。また、ON/OFFの遠隔制御も可能なので、故障等のトラブルや突然の気象変化等にも柔軟に対応する事ができます。

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