現場紹介

◆くらしを守る


現場担当いそやまさん

私が担当している現場は、福島県の北西部で新潟県の県境にある西会津町の滝坂という地域にあります。北に雄大な飯豊連峰を望み、町の中央に阿賀川が流れ、青い空と濃い緑の自然豊かな地域ですが、一方で日本有数の地すべり地としても知られています。

もしこの地で大きな地すべりが発生すると、下流にある阿賀川へと土砂が流れ、川の流れがせき止められて水が溜まり「土砂ダム」が発生してしまう可能性があります。さらに土砂ダムが決壊してしまうと、人家などに大量の土砂が流れ、甚大な被害となります。それを防ぐために、地すべりの発生要因となる地中の水を集め、それを排水して地すべりを鎮静化させる工事をしています。​

※参照サイト : 国土交通省阿賀野川河川事務所

 

◆どんな仕事?
雨で水を含んだ土砂は滑りやすくなり、時に地すべりを発生させます。そのために、地中の水を集めて別な場所に排水して土砂を安定させるために、水を集める井戸をつくります。これが「集水井(しゅうすいせい)」と呼ばれる工法です。

 

◆命を守る

 

どんな技術が進歩しても、人間の力で自然災害を完全に防ぐことはできません。しかし、被害を小さくすることはできます。それが「防災」という考え方です。

例えば地震や大雨などの災害時に備えて食料を備蓄しておくことはもちろん、避難所の場所や道のりを確認しておくことや、家族で連絡方法について確認しあうことも立派な「防災活動」です。このように、自分でできる防災活動のことを「自助」と言います。

また、もし災害が発生したときのために防災訓練に参加することや、実際に災害が起きた時には近所の人を助けたり町内のお年寄りに声を掛けながら一緒に避難所に行ったりすることを「共助」と言います。

一方で「公助」は行政などによる公的支援のことです。例えば災害用井戸の整備や災害時の復旧対応などがそれにあたります。しかしながら災害時にこの3つがバランスよく機能すればよいですが、残念ながらそうもいきません。大きな災害時には役場や職員も被害を受けてしまいますし、さまざまな対応のため市民全員を個々に助けることは困難かつ限界があります。

そのため、私たちが私たち自身で自分の命を守るためには「自助」「共助」という考え方がとても重要になります。滝坂の現場も、集水井があるから安心!ではなく、いざという時のための自助・共助が大切です。


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