管路診断設計

既存施設の適切なデータ収集と管路診断により最適な対策を計画します。
管路診断設計

概要

これまでに建設された下水道管渠は全国で40万km(H19年度末)であり、その利用により私達の暮らしは安全・快適に保たれています。しかし、これらの管渠は時間の経過とともに老朽化や腐食作用による劣化が進んでいます。既設管の適切な維持管理により延命化は可能であり、長寿命化が我々の暮らしをさらに豊かにします。既設管渠の適切な診断により最適な補修時期や修繕・改築方法を選定しさらにその延命化が可能になります。

修繕補修・改築にかかる調査・診断・設計

既設管劣化確認

下水道の管渠は埋設され、普段は人の目に触れておりません。道路陥没などの支障が発生した時にはすでに手遅れと言えます。定期的に点検(TVカメラ調査等)された管路もその健全度は定性的な観点から判断され補修等の時期は明瞭ではありません。
概ねの下水道管路はコンクリート管であり、管路内の微生物が生成する硫化水素によりコンクリート面が腐食し、鉄筋・骨材の露出状態を確認するといった現象まであります。
ここに、既設構造物の詳細な診断、対策が必要になってきます。

下水道接続部の腐食した管渠

伏せ越しMHでの鉄筋露出

改築修繕まで適正な対処方法を提案

定期的な点検から、腐食・劣化の進行度合いを判断し適切な定量的な調査を行うことで既設管路の診断が可能です。また、この調査を軽視し適切な修繕方法を間違うと私達受益者に大きな負担を強いる事となります。

圧縮強度試験

管内中性化試験

快適環境維持のために

興和は快適環境を維持するために、以下のフローで総括的に対策を検討します。

管路診断対策の検討フロー

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